ターミナル上で「Python」とコマンドを打つと、対話モードでPythonが起動。
ターミナル上で「Python ファイルのパス」を打つと、Pythonが起動してファイルの中身を実行します。
※Python3を前提としてます。
以下で詳しくやっていきます。
起動方法
まずターミナルを起動させます。
そこで「python」と打つと、Pythonが対話モードで起動します。
また「python ファイルのパス」を打つと、Pythonを起動してファイルを実行します。
※上記の2つは、Windowsでは「python」ではなく「py」、またpython2がデフォルトでインストールされている環境によっては「python3」でないと起動しないかもしれません。
ターミナルの起動方法(Windows)
WindowsのターミナルにはコマンドプロンプトやPowerSellがあります。
「Windowsキー + R」でファイル名を指定して実行が開くので、そこで「cmd」と打つとコマンドプロンプト、「powershell」と入力するとPowerShellが起動します。
どちらでも好きな方を使ってください。
※私が使用したターミナルはLinuxのbashです。
対話モード
対話モードで起動すると、こちらが入力したものに対して、Pythonが応えてくれます。
双方向的なやり取りです。
実際に起動してみましょう。
ターミナル上で自身の環境にあるコマンド――「py」、「python」もしくは「python3」――を打ちます。
$ python Python 3.10.0 (default, Oct 12 2021, 16:02:08) [GCC 9.3.0] on linux Type "help", "copyright", "credits" or "license" for more information. >>>
「>>>」はこちらの入力を待っている状態です。
ここに入力します。
試しに計算をしてみましょう。
>>> 2 + 2 4 >>> 5 * 9 45 >>> 8 / 2 4.0
入力した次の行で、計算結果が返ってきていますね。
文字通りの対話になっていることがわかります。
対話モードは、ちょっとした計算や短いコードの実行、また動作や仕様の確認などに、私はよく使っています。
逆に言えば長いコードの実行には向きません。つづりを間違えてもすぐエラーが返ってくるので。
基本的なPythonの使い方は公式にチュートリアルがあります↓
Python チュートリアル[docs.python.org]
終了方法
対話モードを終了するには、「quit()」を入力します。
$ python
Python 3.10.0 (default, Oct 12 2021, 16:02:08) [GCC 9.3.0] on linux
Type "help", "copyright", "credits" or "license" for more information.
>>> 8 / 2 * 5
20.0
>>> (3+2) * 4
20
>>> quit()
$
終了するとターミナルに戻ってきます。
ファイルを渡して起動する
ターミナル上で自分の環境のコマンド(「py」もしくは「python」、「python3」)を打ち、半角スペースをひとつあけてから「ファイルのパス」を指定すると、Pythonが起動してそのファイルを実行します。
$ python [file-path]
UNIX系(Mac・Linux)のパスについて↓
Windowsのパスについて↓
ファイルにはPythonのコードが記述されていることを前提としています。
PythonではPythonのコードが書かれたファイルのことをモジュールと呼んでいます。
拡張子は「.py」。
action.py
print('実行したよ')
カレントディレクトリ内に上記を作成してみました。
ファイル名が「action.py」で、中には「print('実行したよ')」という単純なものです。
実際にやってみます。
$ python action.py 実行したよ $
「実行したよ」と表示されました。
Pythonが起動し、モジュールを実行した後は、入力がターミナルに戻っています。